2010年10月14日木曜日

試験に思う

前期試験が終了し、なんとなく後期に入ってしまいました。

前期試験の採点をしていて、「あー、つまんねぇ」と思うんですね。以前は、おもしろい答案があったら、出来不出来に関わらず、単位はA(優)をつけていたのですが、最近はほんとつまんねぇ答案ばっかりで、採点していてまったくおもしろくない。
学生にも言っているんですけどね、「おもしろい答案だったら、問答無用でA」って、ただし「ウケ狙いで外したら、怒りをかって単位を落とすこともありうる」という付け足しをするせいか、そもそもチャレンジャーがいない。

わたしの教員生活でもっともおもしろかった答案が、こんな奴でした。
ええと、最近はあんまりこんな形式の作問はしませんが、以前は左側に用語、右側に説明を書いて、関係あるものを線で結べって問題ありましたよね。こんな感じのヤツです

送信者 implementers - 実装者たち -

で、まあ、こんな問題の場合、普通は以下のように答えるのが普通なんですけど

送信者 implementers - 実装者たち -

それがですねぇ。うぷぷ。こんな香ばしい答案書いちゃう学生さんがいてですねぇ。わはは。しかもたどってゆくと、すべて正解にたどり着くようになっていたりするのが、玄人好みだったりするわけです。
こぉいうのがおもしろい答案なんであって「既に整列済みの整数配列arrayに、新たに1件データを追加して、再整列させたい。その時にもっとも効率よいアルゴリズムをC言語の関数で示せ」何て問題に「まず、玉ねぎの半分はみじん切りにして、透明感がでるまで弱火で炒め・・・」なんてことを書くのは、決しておもしろい答案でも、意表をつく答案でもない。

この答案を書いた学生さん、実はうちの学校の学生さんではないのですが、みなさん良くご存知の「M」さんで、さすがに頭がよろしい。というか、師匠にしてこの弟子ありという感じなんですかね。

最近は、マークシートで試験を採点するため、記述式の作問がとてもしにくい。そのせいか学生さんも、記述式試験がとても苦手だったりします。プログラミングの問題ですら、ソースコードを書いておいて、その中に穴を開けて、「ここに入るべきステートメントは?」なんて感じにせざる負えないのが、かなり悲しいですね。

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