2010年8月24日火曜日

ますます学生が勉強しなくなる

小菅です。疲れています。

学生の就職がとても厳しい状況になっています。
まあ、NHKのニュースを見ていたら、就職が厳しいのはうちの学校だけじゃなくて、世間一般の話なんですけどね。
で、ニュースでは政府の就職支援の話をやっていたのですが、これを見ての感想は、「確実に学生は勉強しなくなる」です。

今でも、学生は就職活動ばっかりしていて、まじめに勉強しているとは言い難い状況です。以前は学生に「血反吐を吐くまでC言語(Javaでも、アセンブラでもOKなんですけどね)」をやらせたもんですが、今じゃそんなこと絶対にできません。確実に文句が出ます。僕が教員を始めた頃の学生の学習の到達度を100とすると、10年前では、95ぐらい、5年前では80ぐらい、そして現在では多分50を割っているでしょう。それほど急激に学生の学習意欲、学習時間が減っています。まあ、僕の教育意欲も、それと同じぐらい落ちているんですけどね。

確かに、政府が学生の就職支援をすることはいいでしょう。でも、一番の就職支援は、景気を良くすることなんですね。安定した成長が望めれば、企業は人を取ります。仕事がない状態では企業は人を取りません。そんな状態で就職支援だけしたら、就職活動に関して、小手先のテクニックばかりの学生、、、勉強しない学生ばかり増やすだけだと思うんですけどね。

学生さんも、就職活動ばかりにうつつを抜かさないで、ちゃんと勉強して高いスキルを身につけることが最大の就職活動だってことに気づいてほしいです。まあ、無理でしょうけど。

このままだと、学生は勉強しない → 能力の足らない学生の大量発生 → 企業は使えない学生を採用しない → 学生は就職活動に関して小手先のテクニックに走る → 学生は勉強しない って、負のスパイラルにはまっちゃいますよ・・・って、もう、何年も前からはまっているのか。
で、もっと怖いのが、この負のスパイラルからの脱落、、、負のスパイラルからの脱出じゃないです。脱落です。どういうことを言っているのかというと、学習する意欲はおろか、就職する意欲さえない学生の増加のことです。負のスパイラルからの脱落、これは確実に始まっています。

いやだなぁ。。。明るい老後を期待しているのに。

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