2009年7月21日火曜日

思惑

この10日は結構忙しかったので、ここの更新が出来ませんでした。
ある人から、以下の記事を教えてもらって、今日学生に実習をさせながら眺めていたのですが、とてもおもしろい。

あのセカンドライフは今どうなってる? 潜入取材で実際に見てきました

この記事なのですが、発言が95もあるので、ある程度統計情報になるかな、と思ってちょっと分析をしました。もちろん、同じ人間が何度も書き込んでいるでしょうから、世論?をこのデータから推し量ることはまったく出来ませんが、とてもおもしろい。



以下はその分析の結果なのですが、セカンドライフを擁護する発言に+1、逆にセカンドライフなんてだめじゃーんって発言を-1、どちらでもない発言を0として、発言順(横軸)に累計を取った物です。もちろんここの発言が、セカンドライフを擁護しているものなのかどうかは、わたしの個人的な判断なので、的外れな物もあると思います。

このグラフで、はじめはセカンドライフ擁護派の発言が続き、1/3あたりから「セカンドライフってだめじゃーん」って発言が増えてきて、2/3あたりからまたセカンドライフ擁護派の発言が増えている。

これが全体的な傾向なのですが、おもしろいなーと思ったのが、セカンドライフってだめじゃーんって発言が出始めている時期に、

「セカンドライフユーザのアホどもが必死だなw」

という発言があることです。それに続いて

「長文書いている人は某広告代理店の方々ですか?」

という発言があり、時折根拠のない「セカンドライフってだめじゃーん」って言う発言が出てくることです。もちろん説得力を持った「セカンドライフってだめじゃーん」って発言が多く、議論が成立している場面もありましたが、根拠なく「セカンドライフってだめじゃーん」も時折、見受けられるのです。

この議論をする訳でもなく、「セカンドライフってだめじゃーん」というステロタイプな発言をしている人間の意図というか、何を考えているのかを想像すると、とてもおもしろい。

最近のネットを見ていて感じることに、他人を貶めその反応を見て楽しむという文化があることに気づいていましたが、なるほどなという感じです。この発言をした人間は、一方的に「セカンドライフってだめじゃーん」と決めつけ、それに反駁する人の発言を誘い出し、それをせせら笑うことを目的とした発言なのだと思うのです。ふむ。
人が必死になっている事を見るのが、滑稽とは私は思わないのですが、似たようなことは高校時代にあったなぁと、思い出したことがありました。それは、自分のうちに帰ると、まあそこそこ勉強しているのですが、友人の前では、まったく勉強していないように装うのが伊達と思っていたことです。
このような風潮は、文化の爛熟期には必ずと言って良いほど発生すると、私は根拠なく思っているのですが、なるほどと思いました。そしておもしろいw。

このような、人を貶め、その人が右往左往するのを見て楽しむというのを、粋だと思うことは、決して異常なことではない。むしろ、そのステロタイプさに、ほほえましくもあります。
きっとそのような人が、これを読むと「上から目線が気に入らん」という反応がでることも当然なのですが、それはしょうがない。私の方が齢を重ねているのだからw。

まあ、それは置いておいて、このような発言があることに、おもしろさを感じるのは歳のせいだろうかと、帰りの電車の中で真剣に考えてしまった自分が情けない。

次回は、まともな記事を書こうと思います。

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