2009年6月28日日曜日

何がやりたいのか

こんにちは、小菅です。

あることで私のセカンドライフ利用の目的を整理する必要ができましたので、今日はそれをまとめたいと思います。

これまでセカンドライフの世界を様々に見たり、試したりしてきましたが、その結果、ある程度使えるのかなという感触を得ることができました。これまで、コンピュータ・グラフィックなどのコンテンツ系分野や語学教育分野では、それなりの実績を残してきているセカンドライフですが、私が考えているのは、IT教育関連でのセカンドライフの利用になります。
これまでのところ、私がやってみたいと思い、かつ、セカンドライフ内で可能と考えている教育は以下のような物です。

・飛行船の制御
わたしは、これまで、「財団法人 コンピュータ教育開発センターの事業であるOpen School Platform(OSP)に技術面で参加してきました。
その中の(高等学校での)事例なのですが、飛行船の制御実習というものがあります。この実習は、実際に飛行船を飛ばしてその制御の体験を行う実習です。
最近の学生さんは、身近にPCがあるためPC内で帰結する物に対してはあまり関心を示しませんが、このようなハードウエアを直接コントロールすることをとても珍しがり、教材としてはとても食いつきが良いように思います。
ですが、この実習は飛行船本体を輸入しなければならず、また維持管理するためにも高価なヘリウムガスを使用します。そのため、いつどこでも、気軽に行える物ではありません。
そこで、これをセカンドライフ内で行うことができたら、低予算でどこでも行うことができると考えました。セカンドライフは18歳以上の世界とのとこで、先ほどのWebページは高等学校の事例なのです。ここが誤解されやすいところですが、18歳以上の工学教育でも、これが利用できると考えています。
これはプロトタイプの作成は完成しています。

・プログラミング(アルゴリズム)の基礎教育
わたしは、これまで、プログラミングの導入教育として、子供とゴリラ(ソフトウエア本体指導書)、Nuclear Rorobt Kaffir(ソフトウエア本体概要-お友達のブログです)などを作ってきましたが、それをセカンドライフ内で実現することでより、没入感のある教材にすることができると考えています。
これも、お友達の協力によって、ほぼ完成品ができています。

・ソフトウエア・テストの実践教育
本学ではソフトウエア・テストを通じて、IT関連製品・システムの品質管理技術者を養成する学科があります。そしてセカンドライフ内では、さまざまなスクリプト製品がありますので、その製品のテストを行うことで、品質管理技術者の初等実践教育がおこなえると考えています。

・その他
本学は、工業系専修学校のデパートと呼ばれるほどの学科があります。それらの学科の中で、卒業発表を行う学科が多いのですが、その発表をセカンドライフ内で行うことができる学科がいくつかあり、話をしたところ興味を示している学科があります。

これから、この目的を実現するためのトピックスがありましたら、ここで公開してゆきたいと思っています。

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